(この記事は仕事について若手会社員なりの見解を述べています)
先輩が話してるのにスマホいじんじゃねーよ!!どあほぉっ!
先日、日馬富士の暴行事件で原因となった若手力士の行動です。
礼儀を教えるのは先輩の勤めだし、従来受け継がれる日本の労働文化と言っても過言ではありません。
若手や新人を教育する、つまり「会社として恥ずかしくない振る舞い」を入社した段階で叩きつける。
これは過去何十年も続いてきており、未だになお変わることなく社会に根付いております。
なお、僕自身入社2年間は「会社のやり方」というものを徹底的に植え付けられ今でこそ形だけでも振る舞えるようになりました。
でも違和感しかありません。
最近、新社会人や若手社員の言動や行動が会社とズレていて、「モンスター新人」とまで言われることもあります。
今日はこれが起こる理由や要因について考察していきたいと思います。
では行ってみようっ!
モンスター新人って何なの?
近年教育問題で話題となった「*モンスターペアレント」のように「モンスター」という言葉がいわゆる迷惑屋の意味で使われる形容詞になりました。
*表記が間違ってたので修正しました(2018/3/11)
モンスター新人とはその名の通り、迷惑屋の新入社員です。どういったところが会社にとって迷惑でしょう?
- 挨拶をしない
- 上司が話してるのにスマホ触る
- 礼儀と節度がない
- 遅刻や休みの連絡をLINEでしてくる
などが代表に挙げられます。
(正直どーでもいいじゃないか・・・)
というのが僕の率直な感想ですが、これでは話が進まない。以前とあるTV番組でによるとこんなことも言ってました。
- ツイッターで学歴差別
- 新人研修を無茶振り扱い
- 飲み会断ってジャンプ立ち読み
- 上司のメモを写メ
要は「会社や社会の風潮、時代の流れに沿った行動が取れない、または逸脱した行為を行うが改善しようという気すらない新人」がモンスター新人なのでしょう。
ではどうして特に最近の新人や若手社員は会社から「おかしい」とか「はずかしい」とか思われるのでしょうか?
20代のみなさんなら何となく肌で感じてると思います。「会社がおかしいんだよ!しきたりや伝統とか言ってルールで縛り付けるだけでビジネスが成り立つ時代は終わったんだよ古臭い!」
まさしくその通りですが、それはあくまでも20代の主観的な意見でしょう。僕も20代なのでまさしくこの意見に賛成ですw
でももう少し社会の仕組みから客観的に見てみましょうっ!
若手の過保護教育と与えられた選択肢
ではまず1つの背景が「教育」にあると僕は思ってます。先ほど話した「モンスターピアレンツ」を思い返してほしいです。
子供の安全な教育、または自身の名誉や地位を守るために息子、娘の絶対的なスクールカーストの下に追いやらないよう過激に精進している親たちがいます。
そうモンスターペアレントです。
彼らは自分の子供が学校で勉強だのスポーツだの、友人関係などが少しでも脅かされたら、教師へ異常なクレームをつける。
「ちょっと?担任が甘いから成績下がるんじゃないの?」
「もうちょっと教師の自覚ないの?」
など教師陣を一網打尽に捩伏せる。でもそれって単なる教育過保護じゃないの?
その結果、教師に対して親の威厳を使って反抗してくる「モンスターチルドレン」がわき上がってきます。
「こんな居残りさせるとか、ママから校長先生に言ってもらうからな!!」 など生意気甚だしいクソガキが蔓延してきているのも「モンスターペアレント」が原因ではないでしょうか?
そんな彼らは学校で自主性を伸ばすことなく教師から与えられた「選択肢」にしたがって生きることしかできない。そんな教育過保護が進むことで、自分から何か進んでやる!って人間が育つわけがない。
つ・ま・り
- モンスターペアレントがモンスターチルドレンを生み出す
- モンスターチルドレンがモンスター新人へと進化する
「モンスターぺアレント→モンスターチルドレン→モンスター新人」 の負の連鎖が発動してるのでしょう!
OJTが機能していない
では次に問題なのがこのOJTです。OJTとは「On the Job Training」の略です。職場で何の研修も無しにいきなり会社の実務をやらせるやつです。普通は会社の方針とか、全体の概要などをHPとかより深く掘って説明してくれるはず。
でもそれをすっ飛ばして、
「じゃあこの商品説明してみようか?」
「この伝票処理きっといて」
「あの客さん癖あるからいつもの対応しといて」
などよくわからない無茶振りを強いられます。
これってちゃんとそれなりの準備入りますよねぇ??
研修、研修言って実践なくして仕事ができるわけないのはわかる。
でもそれよりも扱う商品のこととか、販売シミュレーションとかより実践的なトレーニングってあるじゃん!?
外国ならワークショップとかセールストレーニングって普通なんですよ!
なのに会社の伝統や歴史、一番最悪なのは「ビジネスマナー研修」
ビジネスマナーというビジネスがこの世から消えさっても誰も困らないと思うし、これで飯食ってる人って情報商材屋と何も変わらない気がするのは僕だけですか?
結局マナーなんて会社のやり方に切り替わっていくわけだし、「先輩見て慣れろ!」が一番だし結局みんなそこにたどり着くわけです。
なのでOJTをやるなら、その前に実践トレーニングを会社にやってほしいです。
いきなり実務やらせてできないのは新人が無能だからと煽るのはやめてほしいです。
パワハラ指導と現場危機の違い
「新人や若手はミスが怖い。」
「わからないことはやらない。 」
「言われたことしかやらない。」
と言われています。
いや、まさにその通りです。自主的な新人はあまりいません。言われたこと以外にやりたくありませんし、やりたくても自信がなかったりします。
常に「定時上がり以上の仕事与えてくるやつは燃えろ!」と思ってますw
でも問題なのはそこじゃない。
ミスすると叱ってくる上司、間違いを粗探しする先輩。
そして何か指摘する材料が見つかったら怒鳴り散らす。
これで気持ちよく仕事が進むわけありません。
いや、でも新人だって人間ですよ。
仕事中に問題あったら、考えますよ。
そういったリスクヘッジの取り方も実践トレーニングして指導するべきなんです。
でもそういったことがないから、いざという時の対処も考えられず逃げるというような行動する人もいます。
いくら会社が口と形だけで指導しても「モデル」がなかったら現場危機に対応できません。
間違えたりミスして怒る、現場危機能力が育たない。
これは完全に結びついた悪しき習慣だと思います。
まとめ:新人が会社とズレる理由
では結論に入っていきましょう。
新人が会社とずれていると思われる原因は大きく3つ
- 学校で過保護教育を受けすぎている
- OJTを実践経験と勘違いしている
- パワハラ指導=現場感覚は間違い
これが原因で「モンスター新人」というような社会の風潮に対応できない若者が育つのです。でも20代の僕からしたらそもそも会社の伝統とか習慣にこだわる必要ないのに
って思うのは上の方で述べた通りです。
それ以上に、学校教育における自主性の成長とか過保護教育なくして「考えられる人材」が育つことを祈ってます。
ではでは終わりっ
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