どもどもKitarouと申します。
突然ですが、とある企業様とご縁があり転職することにしました。
この記事では、僕がモデルとなって「転職までの背景」や「どんな転職サイトを使ったか」、そして「転職して良かったか」などをお話していきます。
ネットで調べると転職経験のブログやサイトは数多く存在しています。
この記事と今後の記事では、「社会人3年目~5年目と25~27歳のキャリアアップとキャリチェンジ」に焦点を置いています。実際、僕は27歳で転職に踏み切りました。
この記事を通して、転職を考えてる同年代読者さんの心に届くような内容になれば幸いです。
では行ってみようっ!
転職までの背景
現職に慣れて少しはやりがいもあった
新卒から3年くらい経つとだんだんと会社に慣れてきませんか?
僕の場合は1~2年目は極度なパワハラを経験しており、この時点でも会社を辞めようと考えてました。
今思えばよく耐えたと思ってます。
そのあたりの経験も記事にしています。
しかし、これを乗り越えた3年目以降は会社の中でも意見が通るようになり、仕事に対しても前向きになりました。
100時間以上の残業も経験しましたが、仕事に対して前向きだったので精神的な疲弊はありませんでした。
ルーチンばかりで暇…このままでほんとにいいのか?
4年目にして後輩ができました。僕の直下で仕事の半分くらいを引き継いでもらうことになってました。
最初は彼のモチベーションが不安でしたが、優秀な人だったので心配するまでもありませんでした。実際に、1年~2年で考えていた引継ぎは半年くらいで終わりました。
しかし、後輩への引継ぎが終わった後、次に僕が先輩から別の仕事を引き継ぐべきなのに全く実施されませんでした。
自分が回すプロジェクトも1つだけ。他はルーチンばかりで毎日とても暇でした。(1時期は4つのプロジェクトを走らせていた)
自分って別の会社でも通用するのだろうか?
ここで皆さんに質問です。「自分って今の会社以外でも通用するのだろうか」と考えたことありませんか?
僕の場合はこれまで次のような仕事を経験してきました。
- 財務諸表を分析&レポートするような管理会計、
- 実予算の作成、
- 貿易実務、
- 英語&ドイツ語を用いたコミュニケーション
プロジェクトとしては構造改革計画の実施や、ビジネスモデルの強化なども担当しました。
しかし、今の会社は大きな組織であるために仕事のスピードが遅い。特に報告や承認だらけで現場が動けず実績に結びつかない。
今の会社が無くなったときに、別の会社で同じ年収、同じ待遇を受けるだけの実力があると全く思えません。大企業ゆえのぬるま湯生活です。このままでは自分の市場価値は将来低くなるでしょう。
自分の市場価値や適性職種に驚愕
この職が自分に適職だとも思ってません。「もっと自分が好きになって取り組める仕事があるんじゃないか」と思ってました。
手始めにdudaやリクナビに登録して適正診断をすると、適正職種は「コンサルタント」と出てきました。
続いてMIIDAS(ミイダス)というサイトで自分の市場価値を診断しました。
するとなんと「類似ユーザーのオファー年収実績800万」と表示されました!
つまり、自分と似たような職歴を持ってる人は800万円もらえる仕事に転職しているようです。
新卒4年目の僕の年収は約560万円でした。転職すれば+200万円以上年収が上がるのかと期待が出てきました。
このままだと将来のキャリアが不安なので転職を決心
今の職場でも時間が経つと出世もできるだろうし、昔は憧れていた海外駐在もできるので不安は全くありませんでした。
しかし、先ほど申した通り、今の仕事が適職だと思ってません。更に10年後に転職しようと考えたても「仕事が全くないのでは?」と不安になりました。
「会社にキャリアを作ってもらうのではなく自分でキャリアを「今から」作っていこう」と考え始めました。
これが転職活動を実際に行動に移す引き金となりました。実際に求人に応募したり、履歴書や職務経歴書を作成するようになりました。
どの転職サイトを使ったか?
定番の求人サイトは片っ端から登録
よくネットで検索したり、周りの知人から聞いても出てくるサイトには、片っ端から登録しました。ほとんどは求人サイトですね。
以上の4つくらいが有名どころでしょうか?別記事で紹介しますが、僕は最終的に「doda」と「マイナビ」を中心的に活用しました。
特にマイナビエージェントは内定にも直結したので使ってて良かったと思います。
【参考】20代・第二新卒・既卒の転職ならマイナビジョブ20’s!!
各業界に強いサイトにも登録
上記4社の他にもビズリーチのようなヘッドハンティング型のサイトや、IT業界に強いワークポートのような専門性の高いサイトにも登録しました。
僕の場合はコンサルやIT系に強いエージェントに申し込みました。
ワークポートの担当さんからは、丁寧で献身的な対応いただいてとても感謝しています。IT、コンサル系の業種を目指している方にはおススメです。
良いサイトよりも良い結果を出すアドバイザー
求人サイトでもエージェントでもアドバイザーの対応が最も大事だと思いました。マイナビエージェントやワークポートの担当はとても良い人で、案件や情報も一生懸命集めてくれたので助かりました。
もし、担当が合わないと思ったら遠慮せずに変えてもらうべきです。残念ながらdodaの担当の対応は不親切だったので、途中で使うのを止めました。
ただdodaは情報が揃ってるので、他のサイトもダメだったら担当を変えてでも継続したいくらい止めるのが惜しかったです。
(求人サイトとエージェントどちらが良いかまとめ)
実際の転職活動
転職の流れ
活動のやり方もいろいろあると思います。一般的ですが僕は以下の流れで活動をしてました。
- 求人サイトや市場価値診断に登録
- エージェントやキャリアアドバイザーと面談(超大事!)
- 職務経歴書と履歴書を作成(大事)
- 実際に求人を見てみる
- 気になったモノにとりあえず応募してみる(大事)
- 選考に通過して面接
- 内定
- 現職の上司に退職願い提出
- 有給消化
- 退社
- 新しい勤務先への入社
活動の中で最も止めてしまう段階がエージェントやキャリアアドバイザーとの面談です。転職活動をするかしないかを別にしても面談はやっておくべきです。
理由は「一度面談をすれば自分の市場価値、具体的な転職先のイメージ、転職後の年収、転職はできそうという安心」についてアドバイスをくれるからです!!
面談に行けば求人を紹介してもらえるので、現職に不満が無くても「転職先がある」とわかっていればそれだけで安心できます。(決して応募を強制されるようなことはありません)
転職活動にかけた期間
僕自身は転職サイトに登録して実際に活動に移すまでに時間が空きました。2018年の7月に初めてリクナビやdodaに登録しました。
実際に、求人に応募して履歴書を書き始めたのは2018年12月でした。内定をもらったのは2019年2月初めだったので転職活動は事実2ヶ月くらいでした。でも12月末~1月前半は企業様も冬休みなので、実際の活動日数は1ヵ月半くらいだと思います。
これが長いか短いかはわかりません。でも「仕事を続けながら」という条件下で個人的に2ヶ月は長く感じました。
希望の職種や業種
過去の記事でも紹介してますが、現職はとあるメーカーの海外営業職をやってます。職種は海外現地法人の管理会計が中心です。
僕の場合は、現職からの「キャリアアップ」ではなく、「キャリアチェンジ」を目指してWeb・デジタルマーケティングか経営コンサルティングという職種を志望しました。
キャリアチェンジでは希望職種の軸が固まっていた方が転職活動は進めやすかったです。
一方でキャリアップを考える場合は業種をしっかり見極めるべきだと思います。
希望の年収
僕の場合、やりたい仕事を優先した「キャリアチェンジ」の転職だったので最低400万円ほどあれば十分だと思ってました。
先ほどちらっと紹介しましたが、新卒4年目の僕の年収は560万円でした。同年代の平均年収が400万円を切るらしいので、めちゃくちゃもらってます。中央値や男女別、地域別のどれをとっても27歳で500万円以上はなかったので少しびっくりしました。
【参考】https://heikinnenshu.jp/
平均年収も、転職活動をしなければ調べることがなかったので、自分の立ち位置を知る良いきっかけになりました。それでも平均年収くらいは欲しかったので希望は400万円としました。
転職先は年収を考慮してくれるベンチャー
最終的に転職先はWebマーケティングを担当させてもらえるITベンチャーに決めました。
理由は一番最初に内定をいただいた年収500万以上が期待できる企業だったからです。
希望年収は最低400万円でしたが、それ以上にもらえるならその会社に行きたいです。
他にも大手コンサル2社、広告代理店2社、ゲーム会社1社など選考が進んでいました。
自分が求める最も理想的な条件で雇ってもらえる最初の会社が次の転職先だったので他の選考が遅い企業様は全て辞退させてもらいました。
正直コンサル系は年収700~800万超えてくるのとても悩みましたが身の丈にも合わないと思ったこともあり今回は断念しました。将来的にまた挑戦するかもしれません。
転職活動を通した全体の感想
退職は円満に進んだ
転職活動でもう一つ勇気の必要な行動が退職を会社に告げることです。僕の場合は、部長にまず時間を取ってもらい話をしました。
そのあとで会社に定型の退職願いがあるので、これに必要事項を記載して提出しました。後は人事が退職金や退職に必要な手続きを手配してくれました。
部長からはとても引き留められましたが、それ以外は全てが円満に進んでいるので安心してます。退職に必要なモノはとにかく「勇気」のみだと思いました。
有給もたくさん余っていたので2019年の2月で事実上退職、同年3月は有休消化期間として引っ越しや旅行に時間を充てることにします。
(退職の流れやポイントまとめ)
会社を続けながらの活動は2ヶ月が限界
僕は家賃を支払うために会社を続けながら転職活動をしてました。つまり転職先が決まってから入社日に合わせて退職を告げる順番で進めました。
仕事しながらの転職はとてもエネルギーを使うので正直おススメできません。
例えば1ヵ月で1社だけ受けるようなスピードを緩めた転職活動なら何ヵ月でも続くかもしれません。でも1週間で面接を2~3つ入れるようなスケジュールを立てていると、仕事の予定と面接の予定を調整するのがとても大変です。
僕は2ヶ月が限界でした。これ以上は続かなかっただろうし二度とやりたくないです(笑)
国保など手続きは大変。でも会社辞めての活動がおススメ
もし、転職を固い意志として決めたのであれば、今の会社を退職してから活動するのをおススメします。丸一日を面接や説明会の時間に充てることができれば、1ヵ月以内のスピード採用も可能でしょう。
ただし、現職から次の仕事まで1日でも無職の期間があれば、国保など手間のかかる手続きが増えます。
それでも自分の裁量でスケジュールの調整ができるので、仕事と面接を並行させるよりはエネルギーもストレスも圧倒的に変わるでしょう。
(仕事と転職活動の同時進行、平行、ポイントまとめ)
年収500万円以上の現職に未練はなかったか?
そもそも大企業で出世したいとかは思わなかった
もちろんあります。27歳にして年収500万円以上もらって、このまま会社にいれば海外駐在にも出してもらえて、出世もある程度できると思ってました。
それでも上述した通り、現状がルーチンばかりで上司の仕事内容を見ても成長できる職場ではないと思いました。
このままでは「今の会社が無くなったときに、今と同じ条件で働ける会社なんて存在しない、自分の市場価値は将来低くなる」と不安になりました。
その不安から「自分の市場価値を見直して将来につながるキャリアを作りたい」と考えるようになりました。
年収500万円を捨てる覚悟はあったのか?
こちらについては覚悟がある程度できていました。Web・デジタルマーケティングの職業の場合は間違いなく年収が下がります。
それがやりたい仕事がなので、仕方がないと思ってました。一方でコンサル系に行けば嫌でも年収は今より増えます。
年収がどうあれやりたいことができて生活に困らないお給料がもらえれば満足だと思ってました。
最後に
今回、自分がモデルとなって転職を経験をしてたくさんのことを学びました。
今まで自分が転職に考えていたことと、今の自分が転職について思うことは違うかもしれません。
過去の記事と見比べながら自分の考えがどう変わったのか、又は変わらずずっと同じなのか振り返ってみる良い機会でもあります。
こうしていく中で自分と同じ年代(25~29歳くらい)、または同じ境遇の人が転職を決心するか、現職でキャリアアップを目指すか、または独立したいか、悩んでいるときに少しでもヒントになれば嬉しいです。
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